韓国でショッピングも楽しんだ、エステも楽しんだ、さぁ、お次は?
伝統的な韓国を見てみませんか?と誘われて、そうねぇ〜、たまには"文化的"になってみるかと韓屋村に行くツアーを体験したぞ!正直、行く前は、民芸ってのはちょっと苦手かもーって思ってたんだけど、いや、まぁ、好奇心旺盛な、やってみよう精神満載の私、行って見ない訳にはいかないでしょ〜。餅作りって言葉に魅かれたって部分、大きいんだけどね…。
今日は、三清洞という、最近になって韓国の雑誌で特集され始めてる場所に行って、にわか文化人になる計画。ちなみに地元ではどんな風に紹介されてるかってぇと、緑が多くて静かで、お金持ちの住む町内だから、なにしろいい雰囲気だと推しているみたい。大人の女として、厳しい目でチェック行ってまいります。ふふん
まずは腹ごしらえ、これ肝心。座右の銘だからね!?
大好きな韓定食で、力つけまっせ。
遠くからもドライブがてら遊びに来る地元の人に人気で、韓国メディアにも何度も登場したソメマウルにて。ここは、味はもちろん、韓屋という雰囲気満タンなところもいい感じ。何しろ皿数の多い韓定食、私は、一人ずつ盛り付けをした方が手間がかかるのではないかな?って思っていたんだけど、ここでは「食べ残しを最小にするために」おかずをテーブルごとに並べるのではなく、個別に分けてくれるので、注文したチェユックッサンッパプ(色々な野菜でお肉を包んで食べる)定食が来た時は、おままごとみたいですっごくうれしかった。
色んなものを少しずつ食べたいわがまま娘に最適。日本の懐石みたいな感覚で、まずは視覚を刺激。隣のヘムルテンジャンチゲ(海鮮味噌なべ)と、向かいのトドッククイ(○○の根っこを焼いたもの)
軽くチェックしつつ、、、って、いうのは、ここでは"チンジサン"という定食のメインがいくつかあって、あれもこれも気になっていたんだもの…。メニューが豊富って言うのはある意味酷よね!?
んなことより、いっただっきます!私の選んだメインのお肉は韓国独特の甘辛い味付けでごはんと一緒に、ちょっとくせのある新鮮な生野菜に包んで食べると、これ最高!お肉をあっさり食べられるのよー。でね、メインはこれなんだけど、一人に一尾、高級魚クルビ(イシモチ)を焼いたのがついてくるの。お肉そっちのけで骨と皮だけ残してきれいに食べちゃった!おかずは一般的なナムルより脂少なめで、私好み。韓国ではなんでもかんでもどっさりくれるから、あればあるだけ食べてしまう底なしな私はいつも「また食べ過ぎた…」って後悔する事、数知れずなんだけど、この私もお上品にいただける盛り付け。だからって言って少ないわけじゃなくって、どっちかって言うと、それでもやっぱり全部食べるのは無理だよぉ〜。なの。自称ヘルシー派(ジャンクと両党なんだけどね)の私がいっちばん嬉しかったのは、ごはんに粟が混ざっていて、見た目にも黄色い小さな粒がきれいで、こういうの大好き!食後にはスジョンガ(冷たいシナモンの甘い韓国茶)を頂いたら、満足。
ご飯食べただけで満足してちゃいけないんだった、もっと貪欲にならなきゃね。えっと、文化面を鍛えるってことで次に向かうは生漆工房。
生漆って言われてもあんまりぴんとこなかったけど、とても大都会ソウルとは思えない緑の多い、そして坂も多い(山だからね)三清洞、食後の運動がてらに散歩したよ。
韓国が国をあげて守ろうとしている韓国伝統家屋、韓屋が残っていて、タイムスリップした気分。このすばらしい建築物を残そうと、韓屋を守って住んでいるソウル市民には、改築費が補助されたり、税金が安くなったりするんだって。でも、やっぱり伝統のものを守っている人って言うのは、本当にそれを愛している人たちなんだろうねっ。そんなことを考えているうちに生漆工房に到着。
ここの匠人は、無形文化財第一号保有という、素晴らしい技術を持っている申重鉉先生がいらっしゃるって聞いて、ちょっと緊張。なんか、怖いというか、厳しいイメージを持っていたんだけど、申先生、なんて気さくな先生なんですか!
日本の雑誌にもいっぱい紹介されていて、本当に有名で凄い人だっていうのに、全然偉そうじゃない、本当に魅力的なおじいちゃん(失礼!)。
作品を見せてもらったんだけど、スプーンとお箸セットに一目ぼれ。軽くて使いやすそうなのはもちろん、"作品"としてきれいで、生漆って、こんなにきれいなものだったんだって、気付いたのよ。これで2万ウォンは安い!でも手入れが大変なんじゃないかなって思って、無知を承知で聞いてみたら、特別な手入れは一切必要なくって、日常で使っても丈夫だし、漆には食べ物を殺菌する効果があるから、食器としてすんごく合理的なんだって。
漆って高いのもで、使うのも一苦労って思ってたんだけど、工房直卸価格だからか日本よりグンと安いってことだし、手間いらずとなれば、先生にお売りしていただいて、日本に持って帰りましょー。
私の中の文化面が刺激されて、楽しくなってきたぞ。いや、文化面が刺激されたのか、匠人を訪ねていらしたお友達の持ってきた安東焼酎という、刺激的な韓国地方酒をなめてなんでも面白モードに突入したのか定かじゃないけど、盛り上がってきたぁーー。
工房をでたらちょっと素敵な陶磁器のお店?ギャラリー?発見。
入ってみたら韓服を着たお上品なおばさんが案内してくれたんだけど、もともとは"お茶"がメインなんだけど、やはりいいお茶にはいい茶器が必要という事で陶磁器も扱ってるんだって。茶器セット、湯飲みがちいさくて可愛いよね。素敵な中庭もあって、奥には立派な個室もあったよ。お茶も10万円を超える高価なものがあって、茶好きにはたまらんのでは?
寄り道をしたけど、次はアンガン烏竹匠人展示館へと移動。
烏竹っていうのは、日本では黒竹っていうらしいんだけど、「黒い竹なんて見たことなーい」って思ってた私だけど、見たら「これ知ってる!」黒って言っても真っ黒じゃなくって、茶系の竹。ちまきの皮の感じって言ったら分かっていただけるかな?色の濃さは薄いのから濃いのまで、色々あるんだって。その色のさを利用して模様を作ったりしているんだね。
ここでは無形文化財烏竹匠保有者、ユビョンフン先生のお弟子さんが色々と解説をしてくれたんだけど、烏竹工芸がいかに素晴らしいかを一生懸命教えてくれて、竹の配置方法で模様を作り、なおかつ光の加減で違う模様が浮き上がったり、烏竹細工は非常に手間のかかる作業だから、展示されているものは何十年も前のものだったりするのだということを、本当に嬉しそうに説明してくれて、一人の人をここまで魅せる"竹"ってすごいなぁ〜って思っちゃった。
それで、ユビョンフン先生についても色々教えてくださったんだけど、これがまた、面白いというか、始めは竹とはまるで無縁であったのに、実際に竹に触れた時に、「これに自分の人生を賭ける!」って思ったそうな。それはそれは純粋な"出会い"だったんだなぁ〜って伝わった。そんな先生の話をとっても誇らしげに、運命のようにお話してくれて、本当にやりたい事を自信を持ってやっている人だけが持っているオーラを感じたのよ。
烏竹細工のネックレス、8万ウォンって聞いたときは「高っっ!」って思ったけど、手間と情熱を考えたらやっぱりそのぐらいの価値はあるものな訳よ。ここまで惚れ込んで仕事をしているだけに、生き生きとしている姿を見て、"プロ""本物""職人"って言葉が思い浮かんだよ。そういう意味でも
"いいもの"を見たって感じ。もちろん、烏竹細工の昔の知恵と、現代の技術の融合にも脱帽しました!
暖かい気持ちになって、自分もがんばろうっ!って気合の入ったところで、凄く楽しみにしていた韓国伝統文化研究所へGO!
映画に出てくるような雰囲気の韓屋が続く道にあって、入っていくと、とってもお上品な韓服のお似合いの所長が居て、庭にあるテンジャン(韓国の味噌)を見せてくれたり、梅の種を干しているのは枕に入れると安眠できるし、色々使い方があるからということを、とても優しいトーンで教えてくれて、韓屋に上がったんだけど、この韓屋、涼しいのに驚いた。
超お天気の中歩いていったから、汗だく覚悟だったんだけど、風通しが凄くよくって本当に気持ちよかった。もともとはお部屋にはドアはなくて、開け放つと風が通るように、ドアの反対側の壁もなかったけれど、さすがに現代ではドアなしというわけにはいかないし、壁もあるから、昔ほど涼しくないわよって教えてくれたけど、いや、十分涼しい。それと、窓を開けた時、持ち上げた窓を支える道具が天井から下がっていたり(写真参考)昔の人の知恵ってやっぱり凄いよ。韓屋はそんな知恵が満載。
で、待ちに待った餅作り♪お餅なんて食べる専門だったし、難しいイメージがあったんだけど、もち米の粉に暖かいお湯を入れて耳たぶ位の柔らかさになるまで調節して混ぜて、直径5センチ、厚さ5ミリくらいに整えて、フライパンで焼き、ナツメとヨモギで花の模様を作るのね、ちょっとセンスが必要で、隣から「葉っぱと花のバランスわる〜い」って指摘されたりしちゃったけど、凄く楽しくって、思いの他、簡単。焼けたお餅に軽くお砂糖をまぶしたら完成。
夢中でお花模様作ってたら、両面にお花を作っちゃった豪華版(普通は片面にだけ模様を入れる)までこさえちゃった。わいわいしてたらあっという間に出来上がっちゃうのよ。見た目がさぁ、とってもキレイで、いかにも手が込んでます風なのに、実際は超簡単。見栄えが良いから家に帰ってから絶対にまた作ろう!って思ったもん。
で、肝心のお味なんだけど、おいすぃ〜の!本当に!自分が作ったからって言うのももちろんあると思うけど、全然油っぽくなくって、甘さも控えめで、いくつでも食べれそう!?初めは「綺麗だから勿体無くって食べれな〜い」って可愛い事言ってたくせに、全部平らげたよ。で、お餅を食べる時にオミジャチャ(五味子茶)っていう、綺麗なピンク色をしたお茶を一緒に頂いたんだけど、すっきりした甘さと酸っぱさで真夏の飲み物として最高!すごい美味しかった。
あと水キムチと言う、キムチって名前のくせに全然辛くない、赤くない、あっさりしたキムチを頂いたんだけど、これまた絶品!私は食欲のない時なんて今まで一度もなかったけど、夏ばてした人とか、これがあったら食が進むこと間違いなし!
後味すっきりで、体に涼しい風が吹く味!で、これらを楽しんだ後、特別に所長がお茶を入れてくれたよ。お茶についてのお話を聞きながら、本格的に入くれたんだけど、お茶ってやっぱ優雅だね。
こんなに時間をかけてお茶を入れることなんてめったにないどころか、初めてって感じだからちょっと緊張したけど、お茶を入れるという、ゆったりしたと、心のこもった動きを見ているうちに、いつの間にかリラックス出来て、いい感じで1杯目。色はきれいな、透き通った黄緑色。香りもさわやか。これを3口で飲み干すんだけど、のど越しがすっごく良くて、甘さ十分。若い味がした。で、早速2杯目。2杯目は1杯目に比べたら少し濃い感じ。色も香りも微妙に強い。3杯目も同じように2杯目より微妙に濃い感じ。2杯目というのが一番美味しいって聞いたからかも知れないけど、私の舌にも2番が美味しいと感じたー。お茶には頭をすっきりさせてくれる効果とか、利尿作用とかいいこと一杯
。
雰囲気最高の韓屋でとっても上品な所長と優雅な時間を過ごし、韓国の伝統文化について色々聞きながら一緒にお茶を飲む事、きちんと順序どおりにお茶を入れて飲むという「行為自体」が非日常で、仕事を忘れてボーっとしちゃった…笑
ここでは時間の流れ方が違うのか?? いつも忙しいって、時間に追われて、ついついぴりぴりしちゃったりする自分を反省するいい機会だったよ。
んで、これで今日のツアーは終了。
韓国の伝統文化に触れて、それを愛する匠人、職人に出会えて、今まで知らなかった世界を垣間見れた気がした、すごいしたの。昔からいいものは当然今でもいいものだし、歴史を持った物に触れる事は自分に栄養を与えるみたいで、人間が豊かになった気がするって言ったら大げさって思われちゃうかぁ?でもね、実際に体験してみたら「わかる、わかるっ!」って思ってくれるんじゃないかな!?
って思ってるんだけど…。なにしろ、初めは民芸品って難しそうだしとっつきにくいなってイメージだったのが、ガラリと変わったんだもん
韓国伝統香りプンプン漂う三清洞で、のぉ〜んびり、ゆぅ〜ったり。韓国伝統文化に興味のある人はもちろん、非日常的な空間を求めている人や、忙しすぎる人にお奨めいたしますっ!
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