
お勧めの韓国料理
包んで食べる、サム
韓国人の最も好む食べ物のひとつ
韓国の食べ物の中で、“サム”は人気の高い食べ物のひとつです。
サムというのは、生野菜や山菜、もしくはゆでた野菜の上にご飯をのせ、サムジャン(サム用にいろいろな材料を入れて作った練りみそ)で味をつけて包んで食べる料理で、ちしゃ、かぼちゃの葉、白菜の葉の柔らかい部分、えごまの葉、キャベツ、ふき等、ご飯を包みやすい葉の広い野菜が利用されます。また、包むものとしては、
上の野菜類以外に、のり、わかめ、こんぶなどの海草類も利用されますが、やはりサンチュサムが最も代表的です。
サムは調理方法が非常に簡単であり、素朴で庶民的な食べ物としての象徴ともなっています。特に、 サムジャンとして利用されるテンジャン(みそ)やコチュジャン(とうがらしみそ)は、そのまま使ったり、みそ、とうがらしみそ、チャンギルム
(ゴマ油)を混ぜて使用したりします。
今日も広く行われれいるサムの風習の始まりは歳時風俗の中の、陰暦の正月15日に行われる"ボッ(福) サム"です。このとき、のりや野菜の葉でご飯を包んで食べたことから、“福を包んで食べる”というおめでたい意味に使われるようになりました。本来、サムとは、韓国語で何かを包むという意味であるため、“福を包んで食べることができたら”と言う願いの込もった正月15日の食べ物だといえます。これは、米が生計手段であった先人たちにとって抽象的な言葉の観念が、米と言う現実化したものに取ってかわったと考えられます。
韓国の伝統的な料理のひとつであるクジョルパン(九折板)も、ミルジヨンビョン(小麦粉のクレープ)に、それぞれの材料を包んで食べますが、これもやはりサムの一種です。こうしたサムの起源をたどってみると、サンチュサム(ちしゃのサム)が三国時代から伝わっていることが分かります。サンチュサムは、
韓国人がもっとも楽しんで食べていたサムです。
サンチュサムは、柔らかいちしゃの上に、春菊、わけぎなどの野菜をそえてご飯をのせ、包んで食べます。味つけのサムジャンには、とうがらしみそに牛肉とゴマ油を入れて作ったサムジャンと、牛肉としいたけを入れたサムジャンが供されます。ブルコギなどの肉類を追加すると、一層豪華で、栄養のバランスも最高です。
現在、サムは、 タン(湯、スープ)、チゲ(お鍋)、キムチと共に、韓国の食べ物の象徴として、その食の文化を継承しています。
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