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お祭り

風流文化

韓国民は、古くから踊りや音楽などの芸術に対する才能が広く認められている民族で、数千年の長い歴史を通じて形成された独特の音楽、舞踊、美術などの芸術活動を通じて創造力を発揮してきました。近代に入って、西洋芸術も韓国芸術界に多く導入されましたが、韓国固有の芸術はいまだにその伝統を保ち、近代との調和を通じて新しい芸術ジャンルを作り出しています。




風流遊びと別食

花鳥風月という言葉にも例えられる風流とは、一般的に、上品で優美な趣のあることをさし、詩歌や趣味の道に遊び、世俗から離れることであります。

韓国の祖先は自然を友にして遊ぶ趣のある風流遊びを生活の楽しみにしていました。特に余裕のある両班は風流遊びを好みました。

風流遊びには詩会、船遊び、三伏遊び、紅葉がり、碁、将棋などがあります。このような風流遊びが音楽と踊り、食べ物が一緒となって、本当の遊びが完成されます。

風流遊びは、季節によって変わり、伴う食べ物も変わります。
3月は花ちぢみ・花麺・水麺などを食べ、秋の9月は、菊ちぢみ・花菜などを食べました。

生活に再創造の意欲を高め、精神的浄化作用をする風流遊びの時間は、季節感覚に合う別食の花菜や餅、お酒とおつまみを楽しみました。遊びと日常生活とは全く異なる時間のため、食べ物も別食を食べ、別味を楽しみながら風流の楽しさを高めようとしました。



お茶と風流

趣とは、人間の思考と言行が理想の境地に至り、品が高く俗っぽくなく、思慮深いことを言います。すてきになりたいと思う人間の欲望には限りがありません。ステキを手に入れるために、人は沢山の趣味生活を作ってきました。その中の一つが茶道であります。
茶道は、人間の情緒生活にとても良い役割を果たしてきました。

昔の人は、山紫水明のところや、名勝地に停子を建て、花や樹木に手入れをして気の合う人とお茶を楽しんだり、お酒を飲んだりしていました。
いい友と一緒に茶酒詩画で精神的安らぎと肉体の安楽を追求する、これこそ美の極致で、人間が望む最大の風味ではないでしょうか。

日本でお茶といえば「緑茶」。韓国では、「緑茶」も飲みますが、果実や穀類のお茶も楽しみます。しょうが味、シナモン味・蜂蜜味・・・と甘いものも多く、のどにいい・便秘にいい・疲労回復にいい等、健康志向のお茶が大半であります。食後やちょっとした休憩の時には、コーヒーや紅茶の代わりに韓国の伝統茶で一休みしてみてもよいでしょう。

緑茶には人の体に有効な成分がいろいろ含まれていて、その昔、僧侶が修行の際に飲んだと言われています。韓国の茶道は高麗時代に形成されたが、朝鮮時代に一時的に政府の政策によって衰退しました。しかし、今日では復活し、再現・伝承しようとする動きがあり、緑茶の他にも、果実、漢方薬仕込みのお茶を飲む人も段々と増えています。


お酒と風流

趣のある生活は、必ず興を基にします。精神的・肉体的活動が美的に現れるのも、大体この興のためであります。お酒を飲んで芸術活動が敏感になることも、この興のためです。
昔の記録によりますと、韓国の国民は飲酒と歌舞を楽しんでいました。お酒と興趣は、音楽・画などいろいろな美的形象化を通して発散されました。

お酒の風流は、詩を作り、また歌の衝動を起こします。酒をのむと詩が出るという観念から、詩酒はカップルの単語のようになっていますが、詩に負けないくらいお酒から由来する風流として音楽は欠かせられません。

お酒の風流は酒器や酒名からも現れます。お酒を入れる器としては、仄かな秘色の高麗青磁や、純白の李朝白磁でつくられた、首が長く曲線美が美しい酒つぼが、愛用されました。

代表的な韓国の伝統民族酒には、マッコリ(濁り酒)と清酒(薬酒)の二種類があります。 中でもマッコリは最も歴史の古い酒で、もち米とうるち米を蒸して乾燥させた後、こうじと水を 配合し、発酵させたものです。清酒はマッコリと製法過程は同じですが、マッコリの上澄みだけを取り出したものです。その他にも焼酎、果実酒等がありますが、特に、焼酎は日本をはじめ世界70ヶ国に輸出しています。



妓生(キセン)と風流

韓国の風流文化の紹介で欠けられないもう1つは、妓生の存在です。
妓生とは、日本の芸者とほとんど同じ意味で踊り、歌、また風流で酒宴席や遊興場で興を高めることが仕事だった官妓、民妓、薬房妓生等の芸妓の総称です。

妓生を管理した機関は妓生庁で、ここで歌舞など妓生が備えなければならない基本技芸を始め、行儀、詩、書画などを教え、彼女らが接待する上流貴族への教養に相応しいように教育しました。妓生庁は後に券番に改称され、妓生庁の機能を担当し、ソウルと平壤(ピョンヤン)に妓生学校を創り、15才から20才までの処女を入学させて、歌舞はもちろん、礼儀、書芸などを教えこみました。

詩など文章で有名の名妓としては、黄眞伊(ファンジンイ)、梅窓(メチャン)、小白舟(ソベッジュ) などがいます。
義妓としては、桂月香(ケワルヒャン)、論介(ロンゲ)、紅蓮(ホンリョン)などが有名です。

妓生制度は、朝鮮時代に発展して安定したので、普通朝鮮時代の妓生を意味します。
社会階級としては賎民でしたが、詩と書が得意な教養人として、特異な存在でした。

 



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